プレマリンと出血


プレマリンを服用していると、
不正性器出血が見られることがあります。
これは月経や分娩などの時に見られる
生理的な出血以外の出血を指します。

不正性器出血には
器質性疾患(臓器に異常がある)と
生理に関係するホルモンの濃度が関係する
機能性不正出血がありますが、
プレマリン服用時に見られるのは
この機能性不正出血に当たります。



機能性不正出血って?

機能性不正出血は更に消退出血と破綻出血に分類されます。

◆破綻出血
卵胞ホルモンであるエストロゲンまたは黄体ホルモンである
プロゲステロンの服用によって起こる子宮の出血です。

・原因
血行障害で子宮内膜が壊死することで起こります。

◆消退出血

卵胞ホルモン、プロゲステロンの濃度が低くなった時に起きる不正出血です。


プレマリンは機能性不正出血を改善する為に服用する薬ではありますが、
プレマリンが原因で不正出血の副作用が出ることもあります。

この場合の不正出血は破綻出血です。


更年期障害などの治療に使われるプレマリンですが、
服用して2・3ヶ月は様々な副作用が出ます。

不正出血(破綻出血)以外に嘔吐、吐き気、乳房のハリ・痛みが見られます。
しかし徐々に体が慣れてきて症状も軽減されていきますから、さほど気にならなくなるでしょう。


問題なのは「血栓症」や乳ガンのリスク増大です。
必ず起きる副作用ではありませんが、注意が必要です。




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